トヤマガプロジェクト解散のお知らせ

いつもご愛顧をいただき誠にありがとうございます。
トヤマガプロジェクト及び『トヤマガ!』は『トヤマガ!vol.7』をもちまして解散、休刊することとなりました。
これまで、富山県内外からたくさんの応援をいただきました。
皆さまがたに、心より感謝を申し上げます。

トヤマガプロジェクトは「富山からポップカルチャーを盛り上げる」をモットーに活動しておりましたが、
振り返るにその本心、衝動は富山「でも」身近なものとしてポップカルチャーを楽しみたい、作っていきたい、というアーティストの心の叫びであったと感じています。

2015年、発起人の一人である私は諸事情から東京から富山に戻り、故郷で活動できる場所を探して孤軍奮闘しておりました。しかしなかなかポップカルチャーの受け皿となる場所が無く、仲間もおらず、「富山では消耗するばかりか」と焦りにも似た憔悴を感じておりました。そのような日々を送る中、同人誌即売会でオリジナル同人誌を頒布する作家に出会い、交流を深めることとなります。

そして「トヤマガ!創刊号」が出来上がり、同製作陣を主体にトヤマガプロジェクトというアーティスト集団が結成されました。皆一様に「富山で面白いことをしたい!」という熱意を持っていました。そうでなければ、プロジェクトとして立ち上がることはなかったのです。富山のアーティストは、確かに機会に飢えていたのです。

作品を作れば自動的に売上があるわけではありません。我々は即売会の会場を飛び出し、並み居る強豪作品が溢れる市場、そしてこの日常の中で、トヤマガ!を販売をする必要がありました。我々は、自ら前に出て「富山で活動するアーティストがいるのだ」ということを認知してもらう、という作戦をとることになりました。

各地域の祭り・イベントに出展させていただき、地域の方々と顔を合わせ、我々の表現活動を見ていただきました。
プロジェクトの傘のもとに、アーティスト、ポップカルチャーファン、日々の生活のなかで表現をしたい方、様々な立場、表現者のみなさんが集まってくださいました。そして時間を惜しんでたくさんの会話をしました。

「自分は一人である」とキャンバスに向かい、時に寂しさ、悔しさを募らせペンを叩きつけていたあの頃の自分が欲しかった場所が、そこにありました。

トヤマガプロジェクトは地域の方の応援、参加アーティストの皆さんのご協力のもと、ここまで活動できました。

今回の決断に至りましたのは、プロジェクト代表の野上が仕事上の都合で多忙となり、プロジェクト運営にこれまでどおりのリソースが割けなくなった為です。
プロジェクトとして成長半ばである今、解散という形をとる事となること、ご支援いただいた皆様方のご期待に添えず誠に申し訳ございません。

しかしながら、トヤマガプロジェクトの残した功績のなかで特別に大きなものに「人の繋がり」があると自負しております。
トヤマガプロジェクトで繋がりあったアーティストが、それぞれの活動を互いに認知しあい、情報を共有し合うリンクが形成されていると感じます。
富山にはポップカルチャーが文化として根付き、若々しい波が常にさざめいている、そんな空気を実感しております。
トヤマガプロジェクトは解散となりますが、今後ともポップアーティストの活動を楽しみ、また応援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

代表 野上さくら
平成30年 8月26日